ピノノワール 2023 / ドメーヌ・ド・クロヴァロン
ワイナリー:ドメーヌ・ド・クロヴァロン
生産地:フランス / ラングドック
品種:ピノノワール100%
栽培:ビオディナミ
SO2:瓶詰時に少量 2024年12月時点でのSO2トータルは22mg/l
【南仏のエレガント、クロヴァロン】
カトリーヌ・ロックによって南仏に創設されたドメーヌ・ド・クロヴァロン。設立当初よりビオロジックを実践し、現在は全ての畑でビオディナミによるブドウ栽培を行い、全てのワインが厳格なデメテールの認証を受けています。全房発酵と野生酵母のみによるナチュラルな醸造を行い、南仏のワインでありながらフィネスと冷涼感、エレガントさを備えたブルゴーニュワインのようなスタイルで造られています。
アセロラ、サクランボなどの赤くて小粒、甘酸っぱい果実感、南仏でありながら冷涼感を持ち、ジューシーでみずみずしい。綺麗な酸が心地よく、柔らかく控えめなタンニン、スパイスのニュアンスがあり、エレガントで奥行き、厚みのある味わいが素晴らしい。
※以下、VIVIT様情報
早朝に手摘みして収穫したブドウを畑と醸造所で各1回ずつ選果。除梗せずに100%全房で、ブドウに付着している野生酵母のみでステンレスタンクでアルコール発酵。酵素や培養酵母、酒石酸、濃縮物、矯正剤、安定剤などの醸造添加物は一切付け加えずに醸造。マセラションはアンフュージョンでソフトに行う。圧搾後、引き続きステンレスタンクでマロラクティック発酵と熟成。熟成中はバトナージュも澱引きを行わず、無清澄・無濾過で瓶詰め。SO2は瓶詰め時に限り必要最小限のみ添加。
2023年物の収穫日は9月10日。総生産量7,000本。2024年12月時点でのSO2トータルは22mg/l。アルコール度数12.5度。
生産者について
ドメーヌ・クロヴァロンは、カトリーヌ・ロックによって南仏に創設された小さなドメーヌです。建築家をしていたカトリーヌは、1985年にラングドックのAOCフォジェールの北隣の村Bedarieuxベタリューに畑付きの自宅を購入。独学でブドウ栽培とワイン造りに乗り出しました。ドメーヌの畑は標高250~400メートルの高地にあり、ラングドックでも冷涼なミクロクリマで、畑は北向きの緩やかな斜面に位置していました。このため、ドメーヌの畑には南仏の品種よりも、冷涼は気候の品種が向くと直感したカトリーヌは、ピノ・ノワール、シャルドネ、ヴィオニエ、リースリングなどを植樹していきました。特に、ピノ・ノワールは1989年にカトリーヌ・ロックがラングドックで初めてピノ・ノワールを植樹して栽培を始めました。クロヴァロンでは設立当初よりビオロジックを実践し、その後、完全なビオディナミへと移行。現在は全ての畑でデメテールの認証を受けています。