ラタヴィック N.V. / ムーゾン・ルルー・エ・フィス
ワイナリー: ムーゾン・ルルー・エ・フィス
生産地:フランス / シャンパーニュ / モンターニュ・ド・ランス
品種:ピノノワール65%、シャルドネ35%
ヴィンテージ:N.V.
栽培:ビオディナミ
SO2:トータル:17mg/L
※以下、ディオニー様情報
L'atavique ラタヴィックNV
呼称:Champagne Grand Cru Verzy シャンパーニュ グランクリュ ヴェルジー
栽培/認証:ビオディナミ/デメテール
テロワール
土壌:粘土 石灰 シレックス 泥灰土
標高・向き:200 ~250m・北東
面積・収量: 8h a・50hl/ha
品種(収穫/樹齢):ピノノワール65% シャルドネ35%(手摘み/35~70年)
【アッサンブラ-ジュ2020年55% 2018年・2019年45%
醸造
酵母:自生酵母
発酵・熟成:空気圧式圧搾
木樽とステンレスタンクで発酵しティラージュ後、32 ヶ月間瓶内二次発酵・熟成
ノンドザージュ/デゴルジュマン:2023年12月/無濾過・無清澄
SO2:収穫時と発酵時:少量添加 トータル:17mg/L
ガス圧: 6.6気圧
アルコール度:12.5%
特徴:セパージュ比率はピノノワール65%とシャルドネ35%で収穫年は18年と19年が45%、20年が55%で、木樽とステンレスタンクで発酵、瓶内二次発酵・熟成し23年12月にデゴルジュマンしました。グリーンイエロー色、レモンや梨のアロマ、優しい泡立ちのムースな泡、レモネードの味わいにややバターリーな風味、酸とエキスがしっかりと溶け込んだ旨味のある味わいです。
※ラベルではNM(ネゴシアン・マニピュラン)表記となっておりますが、自社で育てたブドウを100%使って醸造し瓶詰めしている実質RM(レコルタン・マニピュラン)です。ラベルにNMが記載の理由についてセバスチャンに確認しましたら、『お父さんが以前、親戚のブドウを買って仕込んでいて、その時に作ったラベルを作り直すのが面倒で、、ずっとそのままになってしまっています…』とのことです。
生産者について
2013年1月、シャンパーニュの中心ランスとエペルネに程近いモンターニュ・ド・ランスの注目生産者ムーゾン・ルルーを訪問。
モンターニュ・ド・ランスVerzyを本拠に周囲10㎞にVerzy(GC)、Verzenay(GC)、 Ludes、Villers-Marmeryに10haを所有しているフィリップ・ムーゾン。畑のうち、65%がピノノワール、30%がシャルドネ、5%はピノ・ムニエです。
1997年からリュット・レゾネ、ビオロジックなどいろいろな手法を試し、ブルゴーニュでワイン造りを学んだ息子セバスチャンが2008年からビオディナミを実践しています。
土が他の畑と比べて非常にやわらかく、真冬でも雑草だけでなく多様な植物が生えているところからも、ワイン造りの土台としてのポテンシャルを窺い知ることが出来ます。シャルドネとピノノワールのそれぞれが適するグランクリュを持つため、ブラン・ド・ブランもブラン・ド・ノワールも品質の高いシャンパーニュとなります。酸味を出すために早摘みする生産者も多い中で、補糖をしないためにブドウが完全に熟してからよい時期を見計らって摘みます。
たとえば2012年は9月15~ 19日、9月20~30日と2回に分けて摘んでいるほど。とかくアッサンブラージュやノンドゼなど、ワイン造りの技法に偏りがちなシャンパーニュの生産者の中では、まず健全なブドウを育て、そこからワインを造って、さらに泡を生み出すというステップをきちんと抑えている稀有な存在であると言えます。
一般的な生産者の場合だと二次発酵は25~30℃で約15日間。ムーゾン・ルルーは約14℃のカーヴで、約60日間かけて発酵させます。低温でゆっくり発酵させるほど泡は細かくなります。これは冬の間に発酵が停止するかゆっくり進み、春先に泡が出てくるという昔ながらの製法とよく似ています。しかし、泡が細かいということは元のワインの味わいを隠しにくくなる。つまり、今の時代では元のワインに自信がなければ採用できない製法なのです。
ビオディナミ栽培のシャンパーニュメゾン、是非ご注目下さい